古い音楽を聞いた瞬間に当時のことを鮮やかに思い出すことは誰しも経験がありますね。
側頭葉には古い記憶がしまわれていますが、音楽や映画はそれを思い出すトリガーとして大変有効な手段です。
14歳頃に触れた音楽や映画が記憶と一番結びつきが高いと言われています。人は12歳前後に神経系の発達がほぼ完了すると言われており、当時の音楽や映画によって14歳前後のポジティブな記憶を現在と結びつけることができます。
パーソナル・ソングメソッド協会では人それぞれにトリガーとなる音楽(パーソナル・ソング)があると定義しており、一対一のカウンセリングでは様々な記憶を引き出したり認知症患者の日常生活の向上等の実績があります。
集団で体験する音楽コンサートでもこれに近い体験をすることができます。当時の曲を聞いたり歌手と一緒に歌ったりすることで歓喜的情動が高まります。周囲の人と記憶を共有したり楽しかった情景を思い出すことで幸せホルモンが分泌されたり、前向きな気持ちで生活を続けることができます。
音楽コンサートはどなたでもすぐに参加できる認知症予防のリハビリのひとつと考えられるのです。